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第1級陸上無線技術士、第1種伝送交換主任技術者、第1種アナログ工事担任のTOITAが航空無線を目指す、皆様のお手伝いをします。



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TOITAの「航空無線通信士受験クラブ」夏休み特別企画 (実は、法規は、面白いその2)

    TOITAの「航空無線通信士受験塾」
            夏休み番外編
       ~実は、法規は、面白いその2~

注・・・この記事は、姉妹校のTOITAの航空無線通
    信士受験塾の記事を転記したものです。

           
「実は、法規は、面白い」の続きとして今回は、法規を
楽に、楽しくする勉強方法をご紹介します。

実は、 5年前の夏に、ある無線従事者資格の講義用原稿
を書いた時の事なのですが、今までその資格試験の内容
を知りませんでしたので調べてみました。そこで分かっ
たのですが、航空無線通信士の場合と受験対策が違うの
です。


今まで、 第1級陸上無線技術士と航空無線通信士の受
験指導をしてきましたが、 これらの資格の法規の試験
は、「理解度」が試される試験です。
一方、 講義用資料を書いていました資格の試験の場合
は、その資格で操作する範囲で 「必要な事を知ってい
るか
」 と言うものでした。
後者の場合は、 参考書を読み、 覚える事である程度、
対応可能と思います。

しかし、 航空無線通信士や上級資格の場合、そうは、
行きません。なぜなら理解度を試す試験だからです。
もう少し 航空無線通信士以上の上級資格試験につい
て言いますと、 ○×法第△条は、何の法律か
その法律文章は、何を言っているか
この2点を抑える必要があります。
航空無線通信士以上の試験を見て頂けば、 お分かりに
なると思いますが、それぞれの法律文書が何を言って
いるかを問う問題である事が お分かりになると思いま
す。


 電波法第8条
 この法律を見ますと”第8条”と書いてある前にカッ
 コで”(予備免許)”と書かれています。 
 電波法及び関係法令の全てが試験に出題される訳で
 は、ありません。その資格に必要な条文だけが出題
 されます。
 その必要な 条文( カッコ書き)のタイトル を覚え
 る必要があります。
 次にその内容(何を言っているか)を理解します。
 第8条でしたら予備免許を与える際の指定事項です
 。
 タイトルを覚える必要があると言いましたが、内容
 が理解出来ると、第何条は、何について(タイトル
 )の条文であるか自然と覚えてしまいますす。だか
 ら、法規は、分かってくると、とても面白いのです
 。

 

前回、お話をしましたが、 法律の文書は、分かりづら
く、1つの条文 の中にいくつもの関係法令が含まれて
いる事があります。それらを含めて1つの条文が何を
言っているか理解しなければなりません。

それでは、皆様はどの様に「法規」の勉強をしたらよ
いのでしょうか?

[電波法に出てくる用語の意味を知る]
何事もその分野の事を知ろうと思ったら そこで使用
される語の意味を知る事が必要です。
例えば、 航空用語で「ノータム」等がありますが、
航空関係の仕事を目指す方は、避けて通れません。

当ブログでは、 「法規の用語解説」と言うカテゴリ
ーを設けていますので、当ブログを読んでいて意味
の分からない用語が出てきましたら、必ず「法規の
用語解説」を読んで下さい。 英語の文書を読んで
いても、意味の分からない単語が沢山ありましたら
、文書全体の意味を想像
する事もできません。
用語の意味を知るだけで 目からウロコご取れた様に
に霞んだ文章の意味がかなり見えてきます

[全ての法律に共通の用語を理解する]
次に、どの法律文章にも共通する用語を理解します。
例えば 「直ちに」と「速やかに」では、行動の取り
方が違います。 この様に法律用語を知る事と先の電
波法の用語を知る事で 分かりにくい電波の文書の内
容の半分程度は、 理解出来る様になります。
また、この共通の法律用語については、 電波法及
び関係法令以外の法律でも共通ですので、 電波法
を読んで理解出来る様になりましたら他の法律も読
んで見てください。
例えば、刑事訴訟法とかの法律文書の1/4 程度が分
かる様になります。
チョウド、外国の映画を字幕に頼らずに有る程度意
味が分かった時の楽しさに似ています。
さて、なぜ、 1/4かといいますと、電波法以外の法
律にも専門用語とその法律が出来た背景があるから
です。

[その法律が出来た背景を知る]
法律の文書を読んだだけでは、どうして、この様な
事を言っているのだろう?と思う法律があります。
当ブログを検索した時の検索ワードの次の様なもの
がありました。

「わからない 無線通信規則 違反の通告」

電波法第80条に”電波法または、電波法に基づく命
令に違反して運用した無線局を認めたときは、 総務
大臣に報告しなければならない”の事を言っているの
だと思います。
総務省は、違反局を監視していますが、全ての局を
監視する事が出来ません。そこで、無線局の免許人
に違反局を見つけて時の報告を義務としている訳で
す。 


たまたま、電波法のそれぞれの条文が出来た背景を
知る事が出来る状態にありましたので、 第80条も
理解出来ますが、その様な状態にない方にとっては
、何の為の条文なのか?分からないのは、当然です


そう言う法律は、理解のしようがなく、 結果として
記憶に残りません。(理解出来ない事は、記憶に残
らな
)ところが、その法律の出来た背景を分かり
ますと、その法律文書の意味が浮かび上がってきま
す。参考書には、残念ながその条文が出来た背景ま
では、説明されていません。


どの法律も理解出来る様になるには、

   ・その法律の専門用語の意味を調べる
   ・共通の法律用語の意味を調べる
   ・その法律が出来た背景を知る

以上3点が必要です。
(共通の法律用語の意味を調べるのは、大変ですの
で、これも当ブログの「法規の用語解説」と言うカ
テゴリーをお読みください。電波法及び関係法令で
必要な範囲の用語の解説を行っています。)


次に具体的な法律文書の読み方についてお話をしま
す。

[1つの条文から呼び出される条文を調べる]
例えば、無線局運用規則第142条にこう書かかれ
ています。
(航空機局の運用)
第142条 法第70条の2第1項 ただし書きの規
定により航行中及び航行の準備中以外の航空機の航
空機局を運用することができる場合は、次のとおり
とする。
~以下省略
すると法第70条の2第1項に 何が書いているかを
調べませんと無線局運用規則第142条の意味が分
かりません。
この場合、1つの条文しか呼び出していませんので
楽なのですが第何条の後が幾つもの条文の呼出の塊
の様な条文もあります。それを調べるには、大変時
間がかかります。
時として、1時間以上かかる場合もあります。
しかし、その部分は、私TOITAが行っていますので
、皆様は、私の解説をお読み頂くだけで結構です。

[カッコでく くる]
条文の意味する所を知るには、カッコでくくる
それでは、先の無線局運用規則第142条をカッコで
くくってみましょう。

※1(法第70条の2第1項ただし書きの規定)に
   より  
※2(航行中及び航行の準備中)以外の航空機の航
   空機局を  
※3(運用することができる場合)は、  
※4(次のとおりとする。)

~以下省略

※1・・・第142条の適用条件が書かれています。
※2・・・(    )の中に第142条の対象が書かれて
     いる様ですが、カッコの外に ”以外の” と
     否定していますので、”運行中” と ”準備
     中” でない と言う事は、ただ、駐機して
     いるかメンテ中と言う事になります。
※3・・・運用出来る条件が次に来る事を示唆して
     います。
※4・・・第142条は、 運行中でもその準備中でも
     ない航空機に開設した無線局を 運用して
     良い場合の条件が書かれています。

第142条を平たく言えば、航空機が飛行しようとし
て管制塔と交信する場合と飛行中に必要とする交信
を行う事が出来る以外にも航空機の無線局を運用し
て良い場合について述べていると言う事です。

まずは、 完璧に言い表せなくても 平たく言える
が重要
です。
平たく言える様になれば 後の細かい事は、 自然と
頭に入り
ます。平たく言うとは、概略が掴めた事になります


それでは、前回、運用規則第149条を分かりにくい
例として挙げましたがその法律文書を読み解いてみ
て下さい。
今回、説明しました手法を取れば理解出来ます。
但し、背景がわかりませんと本当の所は、分からず
、表面的な理解となってしまいますので、その背景
をお話しておきます。
まず、 航空局とは、航空機と通信を行う 地上に開
設された無線局ですので、航空交通管制を行う以外
にカンパニー無線(自社の運行する航空機と交信を
行う航空会社の無線局)があります。
そして 航空機が連絡をしなければならない航空局は
、責任航空局又は交通情報航空局としています。
これらの無線局は、国土交通省が開局した無線局で
す。
第149条には、それ以外の航空交通管制をする航空
局とありますが、それは、一体、何でしょう?
それは、在日米軍飛行場に開設された局や 自衛隊の
飛行場に開設された局です。 例えば、在日米軍でし
たら”横田”、自衛隊でしたら”新田原(にゅうたばる
)”等です。
民間機も それらの周辺空域を飛行する場合には、そ
れらの航空局の管制を受けます。
勿論、 自衛隊機や米軍機は、それらの局と通信連絡
を取らなければなりません。場合によっては、国土
交通省が開設する航空局より、軍の航空交通管制を
優先する場合があると言う背景があると思われます。
当ブログでは、 それらの背景を含めてお話をしてい
ますので、きっと楽しく読んで頂けると思います。



以上お話しをしました内容を理解して改めて電波法
を読んで頂きますと理路整然と無駄なく書かれてい
る事が分かり 楽しくなります。
この法律文書を理解する手法は、企業でのルール作
りをした時に大変役にたちました。(と言うか法律
文書の言い回しをする事が楽しくなるのです。一般
的には、分かりずらい文書になっていたかもしれま
せんネ)


 


この講座も今年の10月で丸8年になります。卒業生の方には、受験
体験記の執筆をお願いしますが、皆様、ご多忙であったり、文才が
ないとかで、過去、受験体験記を書いて下さったのは、 2名の方で
す。特にクロちゃんさんは、皆様と同じ文系の方ですのでこの夏休
中に受験体験記をお読になる事をお勧めいたします。
更に、時間が有る方は、SOOサンの受験体験記が事細かに書かれて
いますので、参考になると思います。
受験体験記は、当ブログ( TOITAの「航空無線通信士受験塾」
の右のカテゴリーに有ります。

次回、平成28年2月期向け第17期講座は、8月21日(金)に開始致
します。
当講座は、会員制ですので、「会員登録をされた方」、若しくは、
「お試し会員」の方以外は、記事の閲覧ができませんので、お早め
に、[会員登録]または、[お試し会員] のお申し込みを済ませてくだ
さい。 


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