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第1級陸上無線技術士、第1種伝送交換主任技術者、第1種アナログ工事担任のTOITAが航空無線を目指す、皆様のお手伝いをします。



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TOITAの「航空無線通信士受験クラブ」第18期工学第2章航法支援施設 (1)VOR/DMEその3

         第2章航法支援施設
        (1)VORとDMEその3

今回は、 基準位相信号の位相と可変位相信号の位相
との位相差から VOR局の方向知る VORの根幹のつい
てのお話です。

前回迄にお話を致しました事は、
(1)VORは、基準位相信号で変調した電波と可変位相
   
で変調した電波を輻射している。
(2)基準位相信号の電波は、30 [Hz] の SIN波による振
   幅変調
(3) 可変位相信号は、9960 [Hz] のSIN波で振幅変調後
  、搬送波を取り除いている
(4)基準位相信号で変調された電波は、 中央の水平面
   で無指向性のアンテナから輻射される。
(5)可変位相信号で変調された電波は、基準位相信号
   のアンテナから半径約 6.7 [m]の円周上に配置され
   た24組48本( 円の中心に対して点対象のものを 1
   組みとする )アンテナに1/30 [秒]間隔毎に切り換え
  て給電される。


以上です。

今回は、基準位相信号と可変位相信号を受信した航空
機は、どの様に VOR局のある方向を 知るかと言う方法
をお話いたします。

1.基準位相信号と可変位相信号の パワー・スペクトラ
 ム
   ※パワー・スペクトラムとは、横軸を周波数としたとき
  、 周波数毎の 電波のエネルギーがどれだけ有る
  かを表したものです。



                図-1


図-1は、前回お話をいたしました基準位相信号と可変位
相信号を受信した時のパワー・スペクトラムを示します。
Aは、Fo と言う周波数の搬送波を 30[Hz]の正弦波で 振
幅変調した基準位相信号です。
Foの上と下にFoから30 [Hz]離れた周波数に青色の線で
示した上側波帯と下側波帯があります。
側波帯の大きさは、基準位相信号の大きさによりますが、
最大でそれれぞれ、搬送波の1/2です。
また、 側波帯の周波数は、 変調する信号 (この場合は、
基準位相信号です。)の周波数だけ搬送波の周波数から
離れます。
B と C は、 Fo と言う周波数の 搬送波を 9960 [Hz] の正
弦波で振幅変調したものから 搬送波を取り除いたもので
す。
B は、下側波帯。C は、上側波帯ででそれぞれ赤い線で
示しています。
それぞれの信号は、 あたかも、 Fo の周波数の搬送波を
30 [Hz] と 9960 [Hz] の正弦波で変調した様になります。
この様に 2つの電波が1つの電波に見える様にする事を
間変調 と言い ILS にも用いられている技術です。

この B と C は、可変位相信号です。
図を良く見て頂きますと、 B と C には、 左右に矢印が付
いています。
これは、VORから輻射する可変位相信号の 9960 [Hz] が
変化する訳では、無く、VOR局から離れた所で受信します
と、 順次、可変位相アナンテナを切り換えて輻射している
為に、可変位相アンテナと 受信点アンテナ迄の距離が変
わる事による ドップラー効果が起きたことにより周波数が
変化して捉えられる事を表しています。

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